「花火写真、もっと上手に撮りたい!」 を叶える、撮影極意 をまとめました。初心者でも実践できる!あなたの写真が一段と映えるヒントが満載です。
⸻
第1章:まずは「昼間の下見」からスタート
• 発射筒(打ち上げ台)の位置を昼間に確認
発射地点を知ることで、花火の上がる位置や角度の予測が可能に。 
• プログラムで花火の規模を把握
「尺玉(直径約30 cm・300 mまで上がる)」や「二尺玉(三尺玉)」など、打ち上げ高を知ると適切なレンズ選びに役立ちます。 
• 風向きを見極めることが重要
風下では煙で視界が遮られる可能性があるため、風上側に場所を取ることがベスト。観客席が意外と風下になっていることも多いので注意を。 
要点まとめ:昼間の下見が成功の鍵!
• 発射台の位置をチェック
• プログラムで花火規模を確認
• 風向きチェック(風上に立つ!)
⸻
第2章:迷わず設定!プロのカメラ基本設定
• ISO感度は“最低値”に
夜だからと高くするのはNG!花火は明るい光源なので、ISO100(または50)のような低感度設定がベター。 
• 「バルブ撮影モード」を活用
シャッターを押している間だけ開くバルブモードを使えば、火花の動きも思いのままに捉えられます。 
• ケーブル付きリモートシャッターが安心
手ぶれ防止のため、ケーブル式リモートシャッターを推奨。ワイヤレスはタイムラグがあるため避けた方がよいです。 
• シャッターを押すタイミングの極意
発射筒から火が動き出した瞬間にシャッター押し、花が完全に開いたら離す。「曲導」と呼ばれる昇る光の筋までも撮影に入れましょう。 
• 絞りとNDフィルターの組み合わせ
デジタルではF13程度がベスト。ND4フィルターを使えば光量を抑えつつ、F13でF26相当の効果も得られます。スターマインなどでの白飛び対策に最適! 
⸻
第3章:レンズ選び&構図で魅せる
• 標準レンズ(50 mm)が基本
丸い花火の形を忠実に表現するなら、50 mmが最適。広角(35~28 mm)では周辺の歪みに注意しよう。 
• 背景も一緒に写して“場所感”を演出
建物や風景と花火を合わせることで、そのシーンの臨場感やスケール感も伝わります。 
⸻
見やすいまとめ表
テーマ
プロのアドバイスポイント
場所選び
昼間に打ち上げ台と風向きをチェック
ISO設定
低感度(ISO100以下)を活用
撮影モード
バルブ撮影+ケーブルレリーズで安定撮影
タイミング
発射の火花から花開きまでを狙う
露出制御
F13×ND4で白飛び防止
レンズ選び
50 mm標準がベスト、広角は35 mmまで
構図工夫
花火と背景でその場らしさUP
⸻
最後に…
このテクニックをおさえれば、これまでとは一味違う花火写真が撮れるようになります。SNSでも「いいね!」を集められるクオリティに。