ターミナルの使い方・基本的なコマンドについて詳しく解説!

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ターミナルとは何か?

ターミナルは、Macに搭載されている**CUI(キャラクターユーザーインターフェース)**ツールです。主に以下の用途で使用されます:

環境構築:プログラミングの実行環境を整える。

コードのコンパイル:作成したコードを実行可能な形式に変換する。

Windowsのコマンドプロンプトと似ていますが、MacはUnix系システムを基盤としています。

起動方法

1. アプリケーション > ユーティリティ > ターミナルから起動。

2. Launchpad > その他 > ターミナルから起動。

起動後、以下のような表示になります:

PC名:~ ユーザー名$

~:ホームディレクトリを示す。

$:コマンド入力可能な状態を示す。

基本コマンド一覧

ターミナルで最もよく使われるコマンドを以下にまとめました。

1. ls(ファイル一覧の表示)

$ ls

ls -a:隠しファイルも含めて一覧表示。

ls -l:ファイルの詳細情報を表示。

ls -la:隠しファイルを含む詳細情報を表示。

2. cd(ディレクトリの移動)

$ cd ディレクトリ名

• **cd ~**:ホームディレクトリに移動。

cd ..:一つ上の階層に移動。

cd –:前回いたディレクトリに戻る。

3. pwd(現在のディレクトリを表示)

$ pwd

現在のディレクトリの絶対パスを表示。

4. mkdir(新しいディレクトリを作成)

$ mkdir ディレクトリ名

複数のディレクトリを同時に作成するには:

$ mkdir dir1 dir2 dir3

5. touch(新しいファイルを作成)

$ touch ファイル名

6. mv(ファイルの移動/名前変更)

$ mv 元のファイル名 新しいファイル名

• ファイルを移動するには:

$ mv ファイル名 移動先ディレクトリ

7. cp(ファイルのコピー)

$ cp 元のファイル名 新しいファイル名

cp -r:ディレクトリごとコピー。

8. rm(ファイルの削除)

$ rm ファイル名

rm -r:ディレクトリを削除。

9. open(ディレクトリ/ファイルを開く)

$ open .

現在のディレクトリをFinderで開く。

10. clear(画面のクリア)

$ clear

画面の表示内容を消去。

11. history(コマンド履歴を表示)

$ history

history -c:コマンド履歴を消去。

ターミナルとコマンドプロンプトの違い

項目 ターミナル(Mac) コマンドプロンプト(Windows)

基盤 Unixベース MS-DOSベース

機能 高度なシステム操作が可能 Windows環境に特化した操作が中心

起源 Unixの大型コンピュータの端末(ターミナル) MS-DOSプロンプトから進化

便利な操作テクニック

前回のコマンドを再実行:↑キー。

履歴検索:Ctrl + r。

ターミナルを強制終了:Ctrl + c。

まとめ

ターミナルを使いこなせるようになると、プログラミングの効率が大幅に向上します。コマンドの実行結果を正確に理解し、誤操作には十分注意しましょう。慣れることで、より高度な操作が可能になります!

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